ヤマユリ

ヤマユリ

No.467 ヤマユリ

「立てば芍薬(しゃくやく)、座れば牡丹。歩く姿は百合の花」という言葉通り、立ち姿が美しい。山中で自生していますが、甘く強い香りが山の空気には場違いなほどです。咲き始めはうつむき加減で自信なさげですが、盛りの頃には花びらの先端が巻きあがって強烈に美しさを主張してきます。誰が通るとも知れない山道で木漏れ日を友に、虫たちに蜜を捧げているヤマユリの姿をこの一枚にとどめました。

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