ムクゲ

ムクゲ

No.477 ムクゲ
「木槿(ムクゲ)」。蕾は以前紹介したタチアオイにも似ており、次々とたくさんの蕾をつけて夏から秋にかけてずっと咲き続けます。そんな事からか韓国では「無窮花(ムグンファ)」と呼び繁栄を意味する国花となっています。花は白、紫、赤、そして八重咲きも含めると多彩です。中でも、白花一重咲きで中心が赤いものは千利休の孫である千宗旦が好んで茶花に使ったため、「宗旦木槿(ソウタンムクゲ)」と呼ばれて茶花として使われます。花の命は短いのですが、薄い花びらの繊細な美しさが日本人の美意識をくすぐるのでしょうか。

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