ペチュニア

ペチュニア

No.544 ペチュニア
庭先の園芸品種として本当に一般的になりました。ふつうになりすぎて、最近はよく見てあげることが少なくなっていました。春先から咲いていた花もそろそろ終わりを迎えます。気候が穏やかになってくると、葉の厚みも、緑の濃さも強さが抜けてきて、ほど良い生命力で立っています。ひと夏中休まず咲き続けた鉢花は、今ごろになるとそろそろ鉢をあけて土に戻します。びっしりと張り巡らされた根と、木質化するほどに節のたった茎には難儀しますが、生きることへの懸命さがこれほどまでに宿っていたことにも軽い衝撃を受けるのです。2013年10月10日

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