ミモザアカシアとモモ

ミモザアカシアと桃

No.647 ミモザアカシア モモ
色彩の少ない時期が続くと、脳が幸せな色を求めてしまう。近づいてきた春の兆しに嬉しくなっては、また後退するというぬか喜びを何度も繰り返したあとの花の季節はひとしおだ。芽吹いては花咲き、青葉繁っては赤く色づき、散っては実をつける。変わっていくことへの予感が、今をいつくしむ事につながっていく。オーストラリア原産のミモザは、やせた土地でもよく育って大木になるそう。おおらかで明るい、こんな人にいつか会った気もする。2015年2月13日

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