サギソウ

サギソウ
No.675 サギソウ
翼を与えられて白サギと空を飛んでいるような気分になれます。ラン科のサギソウは台湾や朝鮮半島・日本に分布し生息地は低地の湿地。世田谷区の区花にもなっており、その昔、自由が丘や奥沢にはサギソウが自生する湿地が点在していたそうです。姫路市の市花にもなっていてマンホールや側溝蓋にデザインされています。花の下にふら下がる細長い袋は距(きょ)と呼ばれるもので、ここに密をためています。その密が吸えるのは長い口を持った夜行性のスズメガですが、スズメガは闇に浮かびあがる花の白さを目印に訪れ、密を吸う間に頭についた花粉を遠くまで運びます。サギソウがスズメガに特権を与えているのは、その飛翔力を見込んでのこと。あっぱれサギソウ、たいしたものです。私のふるさと猪苗代町の町花でもあります。(撮影協力:猪苗代町)
2015年9月1日

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