
第268回 セイヨウヒイラギ
「西洋柊」。モチノキ科でクリスマスの象徴とも言える赤い実のヒイラギです。日本で言うヒイラギはキンモクセイ科で実が暗紫色、そもそも種類の異なる木なので「西洋」と名づけて日本のヒイラギとはあえて区別しています。英名は「English holly」や「Europian holly」です。若い葉にはヒイラギらしいとげがありますが、古い枝についた葉はとげの部分が丸味を帯びて温厚な表情に変わっていきます。撮影したのは、違う種類かと思うぐらいのシニアということになりますね。ケーキの上のささやかな枝しか知りませんが、イギリスなどでは庭先のシンボルツリーとして色彩のなくなった季節に、緑と赤の息吹を送りこんでいます。木質は白く硬質なため、チェスの白駒の材料にもなります。



