サクラソウ

e51e038c580d04e15db8686881738b902
サクラソウ
「桜草」。耳にしたことはあっても、単語のイメージだけが先行してすがた形を知らない花でした。ひと株は手のひらサイズのとても愛らしい花です。今でこそ自生のものは少なくなってしまいましたが、江戸の頃には荒川の河原をはじめとする湿地にありました。その自生のものから今につながる多くの品種を作り出していたのは、江戸時代の旗本や御家人でした。給料をもらってはいるものの、自宅待機のような身分に置かれていた彼らにとって内職は大切な生活の糧。暮らしむきを豊かにしたいという彼らのハングリー精神が、サクラソウだけでなく朝顔の品種の多様さを生んでいったというのは興味深い話です。タイムスリップして彼らの園芸秘話を聞いてみたいですね。

page top