
No.302 ナンテン
「南天」。難を転じるに通じて、家の鬼門(北東)や裏鬼門(南西)に植えられる事が多い庭木です。ヤツデやヒイラギとともに昭和の住宅の片隅にはよくありました。かくれんぼや缶けりに走り回る視界の片隅で、目の高さにあったあざやかな冬の赤でした。今では庭木のほとんどは見下ろす高さですが、当時走りまわる顔にこのたわわな実がびしびしあたっていたという事は、私にもかわいい時期があったのでしょう。葉は南天葉(なんてんよう)という生薬で、鎮咳作用があります。6円切手の図案にもなっていたらしいのですが覚えているようないないような。金魚の7円切手は鮮明に覚えています。



