
No.303 コチョウラン
「胡蝶蘭」。開店祝い、引っ越し祝いと日本のあちこちに届けられて、気持ちを贈る花です。手元に置くまで意識したことがありませんでしたが、とにかく花もちが良くてへたらない。厚みのある花たちは、息を止めているかのように姿を変えず美しいポーズを保ちます。たいがいの花は、これほど日々刻々と変化していくものもないなと痛感するものです。たとえて言うなら、「だるまさんがころんだっ」と言って、振り返ると前とは微妙に違うポーズに変わっている感じです。ところが胡蝶蘭にはそのブレがない。宿命的とも言えるストイックさをいだく花です。



