
No.331 コデマリ
同じバラ科のユキヤナギより少し遅れて4、5月に開花します。中国から持ち込まれ、江戸初期から親しまれている庭木です。満開の頃には花の重さでだんだんとしだれていき、「一心に咲く」を無心にやりとげています。寒い冬から春に向かって助走をつけ、持てるエネルギーを「咲く」という行為に惜しげもなく費やす。私にはこの花のように、なりふり構わず何かに賭けたことがあっただろうかと心の底がちくちくします。心が少し薄鼠色に沈んだ時には、この真白き花から何かを分けてもらいたくなります。

No.331 コデマリ
同じバラ科のユキヤナギより少し遅れて4、5月に開花します。中国から持ち込まれ、江戸初期から親しまれている庭木です。満開の頃には花の重さでだんだんとしだれていき、「一心に咲く」を無心にやりとげています。寒い冬から春に向かって助走をつけ、持てるエネルギーを「咲く」という行為に惜しげもなく費やす。私にはこの花のように、なりふり構わず何かに賭けたことがあっただろうかと心の底がちくちくします。心が少し薄鼠色に沈んだ時には、この真白き花から何かを分けてもらいたくなります。