ヘリクリサム

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No.385 ヘリクリサム
花びらはすでにドライフラワーになってしまったみたいに乾いています。そのくせ真ん中は水分を含んでしっとりしていて、生きている気配感を漂わせています。これに似た乾いた花を見たのは、ずっと遠い昔。誰かの麦わら帽子の飾りだったか、ブローチなのか、もう忘れてしまいました。目の前の事をこなしていく事に追われていると心がどんどん近目になってきます。海を見たり、山を見たり、心をパノラマにして自分がかなわないほどスケールの大きいものに向き合いたくなります。

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