モクレン

200mokuren
第200回 モクレン
「木蓮」。芽ぶきの春に天を仰ぐようにして白や紅紫の花を咲かせ、猛暑を越えやっと今集大成の時期に来ました。花のあと、最初は大人しい緑の穂状だったものが、秋が深まるにつれ迫力を増してきました。この種よくへばりついているなぁ、とはがそうとしたら、一つ一つの実から白くて細い糸がするする出てきてぶら下がるのです。モクレンの仲間は恐竜時代から続いていると言われますが、生きる力の強さを最初から持っていたのか、長い時間で培われてきたのか興味がわきます。

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