サルスベリ

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第229回 サルスベリ
「百日紅」。花の時期が長いから「百日」とついているのでしょうが、ここまでがんばるとは。真夏の炎天下に咲くサルスベリを掲載したのはいつだったのか思いだせないぐらいです。盛夏に見た大盛りのピンクフリルを見せつける勢いはなく、蜂の羽音もしません。赤く色づいてそろそろ終わりたそうにしている葉と、もう少しだけと今にすがりついているような遠慮がちなピンクのすれ違い感がどうしようもなく漂っています。こんな冷え込む時期までがんばってきたのだから、来春の芽吹きはゆっくりでいいですよね。

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