カンパニュラ

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No.349 カンパニュラ
ラテン語の「カンパーナ(鐘)」からきています。風鈴草(ふうりんそう)とも言いますね。本来の咲きどきは初夏ですから、これは温室育ちの花です。露地植えで季節通りに咲くものは強くたくましく、見ていて安心感があります。一方、温室育ちのものは戸外の冷たい風から守られて葉も花も質感が軽い印象です。「生きていくんだ」という強い意志とは違って、「生きています」という淡い生命力に支えられて花を咲かせています。美しさを受け止める心は複雑で、強さばかりでなく弱いものにも良さを見出したり共感したり。生まれる前からこの世にあまた送り出されてきた絵や書物があり続けている意味まで考えている季節の変わり目の私です。

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