ミツマタ

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No.377 ミツマタ
枝先が三本に分かれるので「三椏(みつまた)」。産毛のある柔らかい基部に黄色い小花がのっています。可愛いハムスターの指先に花が咲いたような感じですか(?)。万葉集にも、真っ先に春を告げる花という事から「サキサク」という名前で詠まれています。そしてこのミツマタは、楮(こうぞ)、雁皮(がんぴ)と並んで内皮の繊維質が和紙の材料として使われますが、その丈夫で繊細、つややかな質感は日本の紙幣の材料としても欠かせないものです。日本の紙幣の品質は世界に誇れると言われていますが、ポケットにお札を入れたまま洗濯、という悲劇を繰り返した私にはかなり実感があります。という事で、産地である中国・四国地方の一定量のみつまたは国立印刷局によって購入されているのです。

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