シロツメクサ

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No.402 シロツメクサ
「白詰草」。 桜が舞い散るのを合図に大地にスイッチが入りました。風景は足元からどんどん変わっていき、この間までくすんでいた地面はタンポポに始まり、あっという間にシロツメクサまで季節が進みました。開花期が秋まで続くので、ここからはいつも一緒に過ごす緑です。シロツメクサのようなマメ科の植物には、根をよく見ると「根粒」と呼ばれる3ミリ程度の粒々があります。ここに棲む根粒菌はとても有用で、空気中の窒素を材料にして植物に有用な栄養を与えます。そのため、シロツメクサは肥料の乏しい土地でもたくましく生きていけるのです。一方、根粒菌もシロツメクサの根から糖や有機物をもらうので、お互いに補いあっていい関係を築いているわけです。牛にとっても喜ばしい共生です。

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