No.415　ジャーマンアイリス
フルーツの香り？花の香りというよりは、パパイヤ？のような香りです。アヤメ科ですが、日本のアヤメとは印象がずいぶん違います。大ぶりでゆったりとした美しさは、近づきがたい大女優のオーラを振りまいています。上3枚の花びらはきれいな孤を描いて天を仰ぎ、下の3枚は優雅な台座となって花全体を支えています。地中海沿岸のアイリスをもとに、1800年代の初期にドイツやフランスで品種改良がおこなわれました。下の花びらの付け根を良く見ると、歯ブラシのような突起が密集しているので「ひげアイリス」とも言われます。触り心地なかなかよろし。