No.428　ヤマボウシ
「山法師」「山帽子」。　花びらではないけれど、花にもまさる潔さを持つ白い部分は「総苞（そうほう）」。街路樹のハナミズキ（花水木）も、水芭蕉も、どくだみも同じです。フェイクなのに、妙に美しいものがあります。あじさいもそうですね。しかも本物の花びらより質感がしっかりしているので、時間が経ってもへたらずにいい状態を保ちます。秋になる赤い実は、ほんのり甘くて果実酒に向くとありますが、私はまだ口にしたことがありません。いくら「食べられるから大丈夫！」と言われても、誰かが食べている姿を確認してからでないと勇気が出ない私です。渡る前に石橋をたたきすぎて、渡る時にはひびが入っていることもしばしばです。。