アサガオ

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No.487 アサガオ
世界的に見ても日本の朝顔ほど多種多様に品種改良されたものはないと言われています。その園芸熱を支えていたのが江戸の町民でした。江戸っ子たちは狭い路地や軒先に置いたお互いの朝顔を自慢したり、うらやましがったり盛り上がっていたのでしょう。天秤棒をかついだ「朝顔売り」も風情たっぷりですが、下級武士の与力や同心が自宅の庭先で朝顔苗を育てるのを内職としていたというのはなんとも親近感のわく話です。

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