カキ

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No.505 カキ
初夏の朝に見かけていた目立たない花は、気がつけばもうこんなに立派な青年になっていました。福島は羊羹のようにやわらかく干しあげた「あんぽ柿」や、アルコールで渋抜きした「身不知(みしらず)柿」が名産品です。秋の日に車で少し走れば、あちこちの柿の木が青空のもとオレンジに彩られています。雪の便りが聞かれる頃になっても枝に残る柿は、野鳥のためか、来年の実つきへの祈りなのか「子守柿」とも呼ばれていて秋の季語になっています。暑さももう少しです。あとちょっと頑張りましょう。

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