オステオスペルマム

オステオスペルマム600

No.651 オステオスペルマム
子どものいる空間にはすっかり縁遠くなっているせいか、久々に小さな子どもたちを見ると「そうか・・」と忘れていた感覚を思い出すことがあります。絵本の“読み聞かせ”の時間に見せる子どもたちのむきだしの好奇心には、感心しながらもつい笑ってしまいます。ある子は口をあけたまま、その隣の子は絵本を指さしながら、いつの間にか保母さんの膝元に詰め寄るように車座になってを見上げています。大人の世界ではいくら興味があるからと言っても、あんなに対象ににじり寄ることはないのがすでに面白いわけですが、ページをめくったその先に何があるのか、それを見るならより近くで体感したいという熱がひしひしと伝わってきます。小さな怪獣たちは、なかなかの芸術家気質を持っているようです。2015年3月7日

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