ハクモクレン

ハクモクレン

No.323 ハクモクレン

モクレンといえば薄紫と思いこんでいましたが、「白木蓮(はくもくれん)」もありました。外界の冷たい空気からうぶ毛に覆われたつぼみに守ってもらい、ある日を境にはらりと脱ぎ捨てて雪のように白い花びらを広げていきます。羽化する白い蝶のようにも見えます。桜の季節の少し手前で風はまだ冷たいけれど、青空とハクモクレンの白の対比があいまいなものをきれいに二分してくれます。ハクモクレンによく似たものにコブシの花がありますが、見分ける一番の方法は、コブシはおのおのの花の付け根にすでに緑葉をつけていることらしいです。それとモクレンは、みな行儀よく天を仰いで咲きますが、コブシはあちこちよそ見をして咲くそうです。どちらの花も、背景に残雪の連山があったら言う事ありません。

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