ベニバナ

103benibana

No.360 ベニバナ
頑丈な緑の葉を持ち、小さなトゲで守られている。花は意外にも柔らかく繊細な手触り。咲き始めは明るい黄色だが徐々に赤色に変わっていく。4~5世紀にエジプトからシルクロードを渡り日本にやってきて、生薬、紅花油(サフラワー油)、紅色染料として暮らしに恩恵を与えてきた花です。そして山形県の県花でもあります。
この花から抽出される「紅」は平安時代の高貴な女性たちの着物や唇に物語を添えてきたのでしょう。女性は自分を美しく見せるものには敏感ですね。

page top