マユミ

123mayumi
第123回 マユミ
「壇、真弓」とも書き、野山で普通に見られます。下の写真は春に咲いた白い十字形の花が結実したもの。これが秋にはピンクに色づいていき、やがて紅葉の季節になるとぱっくりと割れて真っ赤な実が顔をのぞかせます。この木は強くてよくしなるため真弓と呼ばれる弓の材料や、印鑑や櫛の素材としても使われてきました。雌木・雄木と別な株ですが、マユミはイチョウと違って雌木だけでも実をつけます。
この緑葉、虫にとっても魅力があったようでところどころその足跡がありますね。

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