福島の花

127kakutoranoo
第127回 カクノトラノオ
シソ科のトラノオは種類が多く、オカトラノオ、ルリトラノオ、ヌマトラノオをはじめ穂の形状によってたくさんの名前がつけられています。これは茎の切り口が四角いので「角虎の尾」。繁殖力が旺盛で、地下茎によって増えていきます。下から登り咲いていく穂状の花を見る時いつも思うのが「盛りはどの時点?」という事。全てが咲きそろう頃には下はすでに微妙にいたみ始めています。一見すると咲きそろった時点が良いようにも思えるのですが、じっと見つめていると開花エネルギーを全て穂に集中させていくこの咲き始めが一番力にあふれているように思うのです。この花、奥行きが深い上、こんなに花数があって蝶泣かせなのではないでしょうか?

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