「福島の花回廊」の開催にあたって
東日本大震災・福島第一原発事故からもうすぐ10年、まだまだ復興の道半ばというところで、私たちは新型コロナウィルス感染というまた新たな災難を抱えております。
今回の企画は、このようにさまざまな苦難に立ち向かいながら日々がんばって暮らしている県民の皆さまへ、「どんな時でもこの福島に美しくそして力強く咲いている花々」で「心やすらぐ感動のひととき」を過ごしていただきたいという思いから実施に至りました。
今回の企画が、皆さまの笑顔にどうか少しでもつながりますよう、関係者一同心より祈念申し上げております。3会場ともどうぞごゆっくりご鑑賞くださいませ。
福島の花回廊実行委員会
“街を花で明るくしたい。「花の力」で人を元気にしたい”。
これは東日本大震災を契機とした「福島の花」の作品制作において、いつも私が持ち続けてきた思いです。いま私たちはこれまでに経験したことのない状況下で、それぞれの困難をかかえながらの毎日を過ごしています。このような時だからこそ、もの言わずただひたすらに美しく咲く花々のやさしい励ましと力強さに触れ、少しでも明るい気持ちになっていただければと思います。この度、思いを共にする「福島の花回廊」実行委員会の皆さまの企画に参加させていただきましたことに喜びを感じるとともに、心より感謝申し上げます。
野口 勝宏