センブリ

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第214回 センブリ
草丈20cmぐらいの株が、秋風を避けて肩を寄せ合って野中に群生していました。
お茶として飲む時に、千回ふり出しても苦味が強烈なので「千振」です。テレビの罰ゲームでよく使われていますね。生薬名の「当帰」は育毛剤の成分として、私はもちろん世の中高年世代にはお馴染みのものです。ビターで陰ひなたでお役に立つセンブリ、小さな花がポジティブに次々咲いていきます。手のひらサイズで何の力も持たないのに、何かを惜しげなく与えたがっているような咲きっぷりです。

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