オシロイバナ


第215回 オシロイバナ
「白粉花」。午後遅くに咲き始めて翌日の午前中まで咲いています。イギリスではFour o’clock、中国では「夕飯の頃に咲く花」という名前がついているので世界共通なんでしょうか。園芸界の流行なのか、以前ほど庭先で見かける機会がなく何故か郷愁を感じる花です。これも近所の女の子たちが色水を作る際には必須の花でしたね。オシロイバナは同じ株に単色のもの、しぼりのもの、全く違う花色が混ざるおもしろさがあるせいかままごとにも熱が入っていたようです。実を割って、中の白い粉を顔につけ合い笑い合う女の子たちの姿はどうにも不思議な風景でした。

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