ヘクソカズラ

219hekusokatsura
第219回 ヘクソカズラ
「屁糞葛」。 名前にいじけることなく咲いた白く小さな花、黄色い実をつけました。周囲をたまに歩く農業用池があるのですが、そのぐるりを囲むフェンスにからまって池を渡る秋風に吹かれていました。夏の間に行われる下草刈りで、気持ちよく伸びている雑草は定期的に一掃されフェンスにからむ植物もきれいにはずされてしまうのですが、そんな危機もくぐりぬけて生き抜く事ができました。もうすでに特有の臭いはなく、持ち帰って窓辺に置いておくと黄金色の実が晩秋の日差しを集めます。

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