ハボタン

248habotan
第248回 ハボタン
「葉牡丹」。江戸時代の園芸ブームは、朝顔だけでなくこの葉牡丹の品種も分化させてきました。「洋」のイメージを持っていましたが、葉牡丹は日本が誇る古典園芸植物だったんですね。葉の縁が平らで丸味のある「東京系」、葉先が縮れる「名古屋系」、その中間の「大阪系」と分類されているのが方言のようでおもしろい。キャベツが結球しないで開いているような状態を楽しむのが葉牡丹ですが、外側の緑はまだ気温が高かった頃の名残りの顔。寒さを経験するにつれ葉緑素が抜けていき、白、クリーム色、紫、赤、うす桃と底辺に潜んでいた魅力を表現していきます。桜の季節に菜の花のような花を咲かせますが、開花前に処分されてしまう事が多いので目にする機会がないのが残念です。

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