アケビ

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No.406 アケビ
つる性です。古びて節のある枝が、思索をめぐらせ、くねりながら巻きついています。ご長老風の枝の先には、孫娘のようなかわいい花。アケビは、同じ1本の木に「雄花」と「雌花」が存在しています。写真にある、小さくてこぶりでバナナの房のようなのは「雄花」。写っていませんが、花がもっと大きく、めしべを外にむかって誇示しているのは「雌花」です。秋になると種をたくさん抱え込んだ実が、ぱっくりと口を開けます。「開け実」から訛って→「あけび」の由来もあります。 この花の香りはとてもかぐわしい。なんだ、なんだ・・・ この香り。 やっとわかりました。 湯上りのあとの風呂場の香り。 湯気にのってただよう石鹸の香りなんですよ。試してみてください。

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