ミソハギ

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No.480 ミソハギ
「禊萩」(ミソハギ)。枝を水に浸し、お盆のお供え物にふりかけて禊ぎ(みそぎ)をすることからこの名がついています。「盆花」「精霊(ショウリョウ)花」とも呼ばれています。長野県では花束に水をつけて玄関先でのお清めにも使うところもあるそうです。萩の名がついていますが、秋の彼岸に咲くマメ科の萩とは花の形が違います。盆に咲く花の中から似たものを萩に見立て、季節を先取りする事で亡くなった人を楽しませたいという気持ちの表れでしょうか。夏風に気持ち良くなびく赤紫の小花は、日本人らしい繊細な心もそよがせます。

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