ヒガンバナ

184higanbana
第184回 ヒガンバナ
「彼岸花」。「曼珠沙華」とも言います。根に毒性があるためネズミやモグラなど、田んぼのあぜ道や墓地に穴をあけてしまう小動物を忌避するために植えられていたそうです。それゆえか「地獄花」「幽霊花」と暗い名前でも呼ばれます。一方「曼珠沙華」は仏教の経典では慶事の前触れに降ってくる天上の花というポジティブな意味も持っています。開花の時期には全く葉をつけず、花と葉がすれ違いなので「葉は花を思い、花は葉を思う」という意味で「葉見ず花見ず」とも。おお、深いです。

page top